春野菜の種類

 春野菜には、キャベツ、アスパラガス、新玉ねぎ、新じゃが、フルーツトマト、セロリ、にら、ふき、山ウド、ブロッコリー、カリフラワーなどがあります。春には芽ものを食べるべしと言われています。ビタミンやミネラルが豊富です。
・キャベツ
 春キャベツと冬キャベツがあります。 春キャベツは、葉がやわらかく、生で食べるのに向いています。一方、冬キャベツは煮崩れしにくいので、煮物や蒸し物に向いています。
・アスパラガス
 ホワイトとグリーンがあり、ホワイトは日光が当たらないように土の中で育て、グリーンは日光に当てているため、栄養価が高いです。
・新玉ねぎ
 ずっしりと重い玉ねぎを選びます。年中出回っている玉ねぎと違い、みずみずしいので早めに食べきります。
・新じゃが
 春から初夏の掘りたてのじゃがいもをいいます。さくさくして、炒めたり揚げるのに向いています。


春野菜の栄養

・キャベツ
 栄養素は、ビタミンC、U、カリウム、カルシウム、食物繊維。
 キャベジンで胃腸の調子を整え、傷ついた胃を修復。ビタミンCで免疫力を高め、メラニンの生成を抑えシミ、ソバカスを防ぐ。ビタミンC、Uは加熱すると壊れるので、生で食べるとよい。芯の部分には特にビタミンCが豊富に含まれています。
・ふき
 栄養素 は、食物繊維、カルシウム、カリウム 。食物繊維で便秘の解消。たんをきる働きがあります。
・セロリ
 栄養素は、カリウム、カルシウム 。カリウムが余分な塩分を排出し、高血圧や動脈硬化予防する。頭痛、生理不順の改善に効果あり。葉の方が茎よりも栄養価が高いです。
・えんどうまめ
 栄養素は、ビタミンC、ビタミンB1、B2、カロチン、食物繊維、カリウム、鉄。
 ビタミンCで免疫力を高め、メラニンの生成を抑えシミ、ソバカスを防ぐ。さやえんどうは生育の途中で摘み取られるので、ビタミンCが豊富です。
・アスパラガス
 栄養素は、ビタミンB1、B2、E、カリウム。
 アミノ酸のひとつのアスパラギン酸、ビタミンB1で新陳代謝を促し、疲労を回復する。アスパラギン酸で利尿作用があり、ルチンで毛細血管を強くし、動脈硬化や高血圧を予防する。
・玉ねぎ
 栄養素は、硫化アリル、カリウム。硫化アリルで血液サラサラと動脈硬化予防する。硫化アリルは水にさらすと流れ出るので、酢を使い辛味をやわらげるようにする。


春野菜を美味しく食べるには・・・

 春野菜を美味しく食べるには、やっぱり”春野菜の天ぷら”です。特に芽ものは食べる価値あり!上手く揚げて、サクっといただきましょう。
”春野菜の天ぷら”を美味しく作るコツ
〔衣〕
卵水(水200cc+卵黄1個)冷蔵庫で冷やしておく。薄力粉は1カップを冷やし、直前にふるって使う。(薄い衣にするときは薄力粉0.8カップ)
衣をサクっと仕上げるためには、小麦粉のグルテンを抑える事。温度があがると粘りが出やすいので使う容器も冷やします。混ぜすぎると粘りが出るので、箸か泡立て器でさっくり混ぜます。粉っぽさが残っても大丈夫です。
〔衣のつけ方〕
素材の水気や汁気はしっかりふきとる。必ず素材に薄力粉を薄くまぶしておく(下粉)。
大葉や海苔、その他色や香りを保ちたいときは、衣を薄くつけて短時間でさっと揚げる。逆に穴子やエビなど水分を保ちながら揚げたいときは、衣を厚くしっかりつけてじっくり揚げます。
〔揚げ方〕
鍋に油をたっぷり入れ、徐々に温めて適温にする。箸で全体を混ぜ油の温度を均一にする。温度の見分け方は菜箸を入れて箸から出る泡で見分けるか、衣を落として確認する。
150度以下・・・底に沈んでなかなか浮いてこない。
160度位・・・底に沈んですぐ浮き上がる。
170度位・・・中ほどまで沈んで浮き上がる。
180度以上・・・沈まずに表面で衣が散る。
一度に揚げる量も大切で、決して入れすぎない!(入れ過ぎると油の温度が下がる。)
揚げる量は油の表面積の1/3までで、泳がすように揚げる。揚げかすは油の劣化を早めるので、こまめにすくいとる。
素材から出る泡と音が少なくなり、軽く色づいたらあげる。予熱を考慮して8〜9割りで引き上げるのが良い。
油の上で軽くふって油をよく切る。(この時一番油がきれます)油きりのバットに重ならないように立てかけて置く。




Copyright © 2010 春野菜のレシピで一番美味しいのは”天ぷら”です。

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